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外壁塗装の塗料6種類を比較
耐用年数と「1年あたりの費用」

最終更新: 2026年8月10日

塗料選びで損をしないための結論を先に書きます。耐用年数あたりの費用で比べると、最も割安なのはラジカル制御形塗料です。ただしシリコンとの差はわずかで、どちらを選んでも大きな失敗にはなりません。本当に判断を分けるのは「その家にあと何年住むか」です。

塗料6種類の耐用年数と㎡単価

まず、塗料そのものの価格と寿命です。数値はすべて出典の表に記載されたものをそのまま引用しています。

塗料の種類耐用年数㎡単価
アクリル5〜7年1,500円
ウレタン8〜10年1,950円
シリコン10〜15年2,300円
ラジカル制御形12〜16年2,400円
フッ素15〜20年4,300円
無機25〜30年5,300円

出典: ヌリカエ「外壁塗装の塗料12種類の特徴・価格を徹底比較」(2026年8月10日取得)

「1年あたりいくらか」で比べると順位が変わる

単価だけを見るとアクリルが最安ですが、5〜7年しかもちません。塗り替えの周期が短ければ、その分だけ工事の回数が増えます。そこで㎡単価を耐用年数で割り、1年あたりの費用に直します。

さらに重要なのが足場代です。足場は塗り替えのたびに必ず必要になるため、寿命の短い塗料はここで不利になります。下の表は足場代(1㎡あたり700〜1,000円)を加えた場合も併記しました。

塗料の種類塗料のみ
1年あたり
足場代込み
1年あたり
アクリル214〜300円314〜500円
ウレタン195〜244円265〜369円
シリコン153〜230円200〜330円
ラジカル制御形150〜200円194〜283円
フッ素215〜287円250〜353円
無機177〜212円200〜252円

計算: 当サイト。上表の㎡単価 ÷ 耐用年数(足場代込みは「㎡単価+足場代」÷ 耐用年数)。足場代の出典は 外壁塗装パートナーズ「外壁塗装の相場」(2026年8月2日取得)の「1㎡あたり700円〜1000円」。

この表から読み取れることは3つあります。

  • アクリルは安くない — 単価は最安ですが、1年あたりでは最も高くつきます。塗り替え周期が短く、足場代を何度も払うことになるためです
  • フッ素は価格ほど有利ではない — 耐用年数15〜20年は長いものの、㎡単価4,300円が重く、1年あたりではシリコン・ラジカルを上回ります
  • 無機は「高いが割安」 — 単価5,300円は最も高いのに、25〜30年もつため1年あたりでは200〜252円と上位に入ります
この比較は費用だけを見たものです。実際には施工品質・下地の状態・立地(日当たり・海沿いかどうか)でも寿命は変わります。また耐用年数はメーカーの想定であり、保証年数とは別物です。

ただし「何年住むか」で答えは変わる

1年あたりの費用が有利でも、その年数まで住まなければ意味がありません。無機塗料が割安になるのは25〜30年もたせた場合の話で、10年後に売却する予定なら、その価値は回収できずに終わります。

  • あと10〜15年住む予定 — シリコンまたはラジカル。回収できる範囲で最も割安です
  • あと20年以上住む・終の住処にする — 無機を検討する価値があります。塗り替え回数そのものを減らせます
  • 数年以内に売却・建て替えの可能性がある — 高耐久塗料の費用は回収できません。ウレタンやシリコンで十分です

塗料代以外にかかる費用

見積書を見るときは、塗料代だけでなく次の項目も確認してください。

  • 足場代 — 1㎡あたり700〜1,000円。ほぼ必ずかかります
  • 高圧洗浄 — 1㎡あたり700〜1,000円
  • コーキング(シーリング)の打ち替え — 目地180mの例で約16〜22万円(撤去費・足場費は別)

足場代・高圧洗浄の出典: 外壁塗装パートナーズ(2026年8月2日取得)/コーキングの出典: リショップナビ「外壁のコーキング補修」(2026年8月2日取得)

「足場代無料」をうたう業者もありますが、足場は必ずかかる実費なので、その分がどこかに含まれていると考えるのが自然です。見積書の内訳を確認する視点は業者の選び方にまとめています。

自分の家だといくらか

ここまでは1㎡あたりの話です。実際の金額は建物の大きさ・築年数・劣化の状態で変わります。当サイトのシミュレーターは、坪数と塗料グレードを選ぶだけで概算費用を計算できます。入力した内容がサーバーに保存されることはありません。

費用シミュレーターを使う

坪数別の費用相場を見る →

本記事の数値は上記出典の公開情報に基づく目安であり、実際の見積もり額・施工品質を保証するものではありません。耐用年数はメーカー想定値で、保証年数とは異なります。最終的な判断は、複数社の見積もりと現地調査のうえで行ってください。